日本語図書案内
日本語図書案内 10号 20110308 |
+++++++++++++++++++++++++++++++++++ 日本語図書案内 10号 20110308 +++++++++++++++++++++++++++++++++++ 昨日は横浜で雪が降ったそうです。 日本はちょうど今が三寒四温の時期のようですが、今年は香港にも小さい三寒四温を感じています。 中国語では三寒四暖というそうですね。 今回は、セミナーと中高生スピーチコンテストの話題と、図書とサイトのご紹介です。 1. 香港日本語教育セミナーのご案内 日本語教育に関心のある方なら、香港日本語教育研究会会員、非会員の区別なく、無料でご参加いただけます。 くわしくは、次のURLのポスターと添付の申込書をご覧ください。 http://www.japanese-edu.org.hk/sakura11/Sakura11-posterA4.jpg テーマ:中、上級日本語におけるITと生教材を利用した日本語教授法 日時 :3月26日(土) 講演 2時半~6時 3月27日(日) ワークショップ 1時~5時半 場所:油麻地 青年会専業書院 講師:大島弥生先生(東京海洋大学) 徳弘康代先生(名古屋大学) 2.中高生のスピーチコンテスト 香港の中学生(Form1からForm7まで)が、詩の朗読やスピーチに挑戦します。 みなさまお誘いあわせのうえ、お越しください。 日時:4月10日(日) 12:00~4:30 場所:油麻地 城景国際酒店 (The City View Hotel) ポスターはこちら⇒ http://www.japanese-edu.org.hk/activities/speech/2011/JSAposter_2011.jpg 昨年度のコンテストの様子は次のURLで写真が見られます。 http://www.japanese-edu.org.hk/activities/speech/2010/album.html 2. 図書案内 (1)『楽しく覚えるにほんご語彙・表現 初級者のためのアクティビティ61』 中村春子、マリア・フェルナンデス著(ジャパンタイムズ)1890円 ジャパンタイムズの書籍紹介ページはこちらです。↓ http://bookclub.japantimes.co.jp/ パズル、神経衰弱、すごろく、クイズなど61種のゲームを集めたアクティビティ集です。 年少者のクラスはもちろんのこと、成人のクラスでもウォーミングアップや復習の時間に使えます。 学習項目は、次の25種類です。 あいさつ/教室の言葉/国の名前/職業/数字/時/日常行為を表す言葉/色/ 町の中の場所/乗り物/位置を表す言葉/家族/食べ物/食器/数え方/服飾/ 住居/体の部位/容姿を表す言葉/性格を表す言葉/スポーツ/動きを表す言葉/ 趣味/感情と状態を表す言葉/動物 (2)『ピアで学ぶ大学生の日本語表現 プロセス重視のレポート作成』 大島弥生 池田玲子ほか著 (ひつじ書房)1600円 ひつじ書房の書籍紹介ページはこちらです。↓ http://www.hituzi.co.jp/books/229.html これは、日本語母語話者にも、非母語話者にも使える教材です。 レポート作成と口頭発表までの以下のプロセスが体験できます。 このプロセスに、ピア活動(仲間動詞が話し合いを通じて協力的に学習する方法)を取り入れています。 レポートの形を知る 構想を練り、情報を調べる 文章を組み立てる 組み立てを再検討する パラグラフを書く 引用しながら書く 文章・表現・形式を点検する 口頭発表をする 学んだことを振りかえる 本書の著者の大島先生は、3月26日27日に開催される「香港日本語教育セミナー」の講師として日本からいらっしゃいます。 3.授業準備に使えるウェブサイト (1)NIHONGO eな+中国語 http://nihongo-e-na.com/chi/ インターネットを通じた日本語学習を助けるサイトやアイデアやツールを紹介しています。 『日本語図書案内 3号』でご紹介した「NIHONGO eな」の記事の中から、中国語で勉強している人にも 使いやすいウェブサイトやツールを集めたものです。 (2) くりっく にっぽん http://www.tjf.or.jp/clicknippon/ja/index.html 財団法人 国際文化フォーラムが日本に興味を持つ人と日本語教育に携わる人に向けて情報を発信しています。 このサイトには「日本の文化と人びと」と「日本語のクラスアイディア」の二つのコーナーがあります。 中日英の3ヶ国語で掲載しています。小学生から高校生までの先生方の参考になる情報がたくさんあります。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++ (^o^)今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。みなさんからの感想やリクエストをお待ちしています。 「☆☆日本語図書案内☆☆」のバックナンバーは、香港日本語教育研究会のホームページから見ることができます。 (木山) +++++++++++++++++++++++++++++++++++ |