日本語図書案内

日本語図書案内  番外編、香港限定版 2010.0827
+++++++++++++++++++++++++++++++++++
 
日本語図書案内  番外編、香港限定版 2010.0827
+++++++++++++++++++++++++++++++++++
 
 香港の日本語教育関係者のみなさん、お元気ですか。
いよいよ新学期が始まりますね。
 
 今回の「☆☆日本語図書案内は番外、香港限定版☆☆」は、新刊案内とホームページ情報と、みなさんへのお願いです。どうぞよろしくお願いします。
 
 
1.新刊案内
①『日本商务礼仪―日本のビジネスマナーを学ぶ 』
 高田拓(元松下電器(中国)有限公司取締役、山東外国語職業学院 教授)顧春 (北京工業大学外国語学院日本語学部教師)著 
華東理工大学出版社 25元 9月刊行予定
 
 日中両国のビジネス経験豊富な日本人と、中日文化に詳しい中国人との共著。
 実際の日中ビジネス社会での実例を紹介することにより、具体的に理解できるようにしてあるそうです。実務ですぐに役に立つ内容だそうです。
 
2.中上級学習者が読める、おすすめ読み物ホームページ
 
「NHK週刊こどもニュース 」
http://www.nhk.or.jp/kdns/arc.html
 
 特に、1週間の大事な事件を解説している「ニュースまるわかり」がおすすめ。
 
 たとえば、8月22日放送の話題は「円高って?どうして困る?」、8月1日放送の話題は「熱中症って?」です。少し古いものでは、3月27日放送の話題「グーグル 中国から撤退?」です。
みなさんはこの疑問に、わかりやすく答えることができますか。
 
 このコーナー、わたしはこれまでに旧日本語能力試験1級~2級ぐらいのレベルのクラスでよく利用しました。日本の最新の話題が理解できるので、学習者のみなさんに好評でした。
 
3.「2010年香港日本語学習者背景調査」
 最近、香港日本語教育研究会のホームページにアクセスしていただいた方にはご存じの方も多いと思いますが、8月24日から9月30日までの日程で、調査を実施しています。
 調査についてのまじめな説明は、研究会事務局より皆さまのお手元に届いたと思いますので、この「日本語図書案内」の読者のみなさまには裏話をご紹介します。
 学習者のみなさんへの調査協力呼びかけにご協力ください。
 
調査裏話 その1
 
 イラストを担当してくださったのは、とくたけきょうこさんです。
 
 とくたけさんは2007年にポプラ社 コミック『ブンブン』で佳作入賞デビューされた方で、2009年には同雑誌でニンテンドウDSのゲーム『アイテムゲッター』を原作に全6話を連載。現在は、コミックバンチやマガジンスペシャルで連載されている作家さんのもとでアシスタントをしながら、作品の製作をしていらっしゃいます。
 今回、調査の趣旨と方法を説明したら、イラスト作画を快く引き受けてくださいました。
 
調査裏話 その2
 
 今年の1月にJNTO(日本政府観光局)の田口所長と尾崎次長を訪問して、香港の方の日本旅行の目的のトップ3が、「日本の食事」「ショッピング」「温泉を含む自然」ということを教えていただきました。そのお話をうかがって、香港の方の日本語学習の目的としてよく挙げられている「趣味」は、言葉の学習自身が趣味だという意味ではなく、趣味に役立つ日本語学習なのではないかということに思い至りました。また、香港での日本食や日本製品の浸透度を考えると、日本語を学ぶことによって、得られる情報の質と量は、そうでない場合とは大きく変わってくると感じました。
 そして、香港での日本語教育のカリキュラムや教材などを考える上で、学習者の日本や日本語についての意識や背景をもっと調べる必要があると考えました。
 
 調査の結果は、香港日本語教育研究会のホームページで公開いたします。
 
 学習者のみなさんに「研究会のホームページ<http://www.japanese-edu.org.hk/>にアクセスしてみてください。プレゼントもありますよ。」とお伝えください。よろしくお願いいたします。
 
 
 「☆☆日本語図書案内☆☆」のバックナンバーは、香港日本語教育研究会のホームページから見ることができます。
 
(^o^)今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。みなさんからの感想やリクエストをお待ちしています。
 
(木山)