月例会発表概要

プログラムリーダー達と考える香港の日本語教育

香港の日本語学習者数は28,224人と世界で9番目に多く(国際交流基金, 2011)、約700万人という人口規模を考えると、日本語学習の人気が極めて高いことがわかる。しかしながら、昨今日本語学習者数の減少が様々な教育機関で報告されており、今後いかに香港の日本語教育の発展が可能か再考する必要に迫られている。また、2012年より大学のシステムが3年制から4年制に移行され、大学入学試験「香港中學文憑」の選択科目の一つとして日本語が採用されるなど、香港の教育制度も大きく変化してきている。そこで、本月例会では、香港の日本語教育のプログラムリーダーの方々にパネリストとしてご出席いただき、香港における日本語教育のこれまでと現状、日本語教育を更に進化させていくための今後の対応と展望について議論をする。


なお、当日参加者の皆さんがたと活発な意見交換ができるように、事前に香港日本語教育研究会の会員の方々にアンケート調査を行い、その結果に基づいてディスカッションを進めていきたいと思っております。今後ますます多様化するであろう香港の日本語教育について皆様がたととともに考えてまいりたく、ぜひご参加くださいますようお待ちいたしております。  

パネリスト:李 澤森 (第一日語曁文化学校)
佐々木 恭子 (香港日本文化協会日本語講座)
亀島 裕美 (Pasona Education)
齊藤 希世子 (香港中文大学専業進修学院)
高橋 李玉香 (香港城市大学専上学院)
何 志明 (香港中文大学)
司会:宇田川 洋子 (国際交流基金)