日本語能力試験受験案内
(お申込みの前に必ずお読みください。)
  1. 目的
    日本語能力試験は、日本語を母語としない人の日本語能力を測定し認定する試験として、国際交流基金と日本国際教育支援協会が1984年から実施しています。2011年には全世界で約61万人が受験しました。
    2009年には、それまで年1回12月にのみ実施していた試験を、7月と12月の年2回の開催といたしました。
    2010年から新しい日本語能力試験を実施することとしました。レベルを旧試験の4段階から5段階(N1、N2、N3、N4.N5)に増やします。(いちばん難しいレベルがN1です。)
  2. 実施者
    香港においては、香港日本語教育研究会が国際交流基金に協力させていただいて実施する。
  3. 新試試験のレベルと旧試験の級の対応
    まであり、N1が一番難しく、N5が一番やさしいレベルです。
    レベル(新) 説明 レベル(旧) 旧試験認定基準(参考のみ)

    N1

    旧試験の1級よりやや高めのレベルまで測れるようになります。合格ラインは現行試験とほぼ同じです。

    1級

    高度の文法・漢字(2,000字程度・語彙(10,000語程度)を習得し、社会生活をする上で必要な、総合的な日本語能力(日本語を900時間程度学習したレベル)

    N2

    現行試験の2級とほぼ同じレベルです。

    2級

    やや高度の文法・漢字(1,000字程度)・語彙(6,000語程度)を習得し、一般的なことがらについて、会話ができ、読み書きできる能力(日本語を600時間程度学習し、中級日本語コースを修了したレベル)

    N3

    現行試験の2級と3級の間のレベルです。(新設) なし なし

    N4

    現行試験の3級とほぼ同じレベルです。

    3級

    基本的な文法・漢字(300字程度)・語彙(1,500語程度)を習得し、日常生活に役立つ会話ができ、簡単な文章が読み書きできる能力(日本語を300時間程度学習し、初級日本語コースを修了したレベル)

    N5

    現行試験の4級とほぼ同じレベルです。

    4級

    初歩的な文法・漢字(100字程度)・語彙(800語程度)を習得し、簡単な会話ができ、平易な文、又は短い文章が読み書きできる能力(日本語を150時間程度学習し、初級日本語コース前半を修了したレベル)
  4. 試験時間と認定の目安
    N1とN2の試験科目は「言語知識(文字・語彙・文法)読解」と「聴解」の2科目です。N3、N4、N5の試験科目は「言語知識(文字・語彙)」「言語知識(文法)、読解」「聴解」の3科目です。
    内容 認定標準
    項目 時間

    N1

    言語知識(文字・語彙・文法)・読解
    聴解
    合計
    110分
    60分
    170分
    幅広い場面で使われる日本語を理解することができる
    【読み】
    • 幅広い話題について書かれた新聞の論説、評論など、論理的にやや複雑な文章や抽象度の高い文章などを読んで、文章の構成や内容を理解することができる。
    • さまざまな話題の内容に深みのある読み物を読んで、話の流れや詳細な表現意図を理解することができる。
    【聞く】
    • 幅広い場面において自然なスピードの、まとまりのある会話やニュース、講義を聞いて、話の流れや内容、登場人物の関係や内容の論理構成などを詳細に理解したり、要旨を把握したりすることができる。

    N2

    言語知識(文字・語彙・文法)・読解
    聴解
    合計
    105分
    50分
    155分
    日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができる
    【読む】
    • 幅広い話題について書かれた新聞や雑誌の記事、解説、平易な評論など、論旨が明快な文章を読んで文章の内容を理解することができる。
    • 一般的な話題に関する読み物を読んで、話の流れや表現意図を理解することができる。
    【聞く】
    • 日常的な場面に加えて幅広い場面で、自然に近いスピードの、まとまりのある会話やニュースを聞いて、話の流れや内容、登場人物の関係を理解したり、要旨を把握したりすることができる。

    N3

    言語知識(文字・語彙)
    言語知識(文法)・読解
    聽解
    合計
    30分
    70分
    40分
    140分
    日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる
    【読み】
    • 日常的な話題について書かれた具体的な内容を表す文章を、読んで理解することができる。
    • 新聞の見出しなどから情報の概要をつかむことができる。
    • 日常的な場面で目にする難易度がやや高い文章は、言い換え表現が与えられれば、要旨を理解することができる。
    【聞く】
    • 日常的な場面で、やや自然に近いスピードのまとまりのある会話を聞いて、話の具体的な内容を登場人物の関係などとあわせてほぼ理解できる。

    N4

    言語知識(文字・語彙)
    言語知識(文法)・読解
    聽解
    合計
    30分
    60分
    35分
    125分
    基本的な日本語を理解することができる
    【読む】
    • 基本的な語彙や漢字を使って書かれた日常生活の中でも身近な話題の文章を、読んで理解することができる。
    【聞く】
    • 日常的な場面で、ややゆっくりと話される会話であれば、内容がほぼ理解できる。

    N5

    言語知識(文字・語彙)
    言語知識(文法)・読解
    聽解
    合計
    25分
    50分
    30分
    105分
    基本的な日本語をある程度理解することができる
    【読む】
    • ひらがなやカタカナ、日常生活で用いられる基本的な漢字で書かれた定型的な語句や文、文章を読んで理解することができる。
    【聞く】
    • 教室や、身の回りなど、日常生活の中でもよく出会う場面で、ゆっくり話される短い会話であれば、必要な情報を聞き取ることができる。
  5. 試験の結果
    レベル 得点区分 得点の範囲

    N1

    言語知識(文字・語彙・文法) 0 ~ 60
    読解 0 ~ 60
    聴解 0 ~ 60
    総合得点 0 ~ 180

    N2

    言語知識(文字・語彙・文法) 0 ~ 60
    読解 0 ~ 60
    聴解 0 ~ 60
    総合得点 0 ~ 180

    N3

    言語知識(文字・語彙・文法) 0 ~ 60
    読解 0 ~ 60
    聴解 0 ~ 60
    総合得点 0 ~ 180

    N4

    言語知識(文字・語彙・文法)・読解 0 ~ 120
    聴解 0 ~ 60
    総合得点 0 ~ 180

    N5

    言語知識(文字・語彙・文法)・読解 0 ~ 120
    聴解 0 ~ 60
    総合得点 0 ~ 180
  6. 合否判定
    合格するためには、①総合得点が合格に必要な点(=合格点)以上であること、② 各得点区分の得点が、区分ごとに設けられた合格に必要な点(=基準点)以上であること、の二つが必要です。一つでも基準点に達していない得点区分がある場合は、総合得点がどんなに高くても不合格になります。
    ひとつでも受験しない試験科目があると不合格になります。合否結果通知書は届きますが、受験した科目も含めて全ての科目の点数が出ません。

    N1、N2、N3レベルの合格点と基準点は下の表のとおりです。
    レベル 総合得点 言語知識
    (文字・語彙・文法)
    読解 聴解
    得点の範囲 合格点 得点の範囲 基準点 得点の範囲 基準点 得点の範囲 基準点
    N1 0~180 100 0~60 19 0~60 19 0~60 19
    N2 0~180 90 0~60 19 0~60 19 0~60 19
    N3 0~180 95 0~60 19 0~60 19 0~60 19

    レベル 総合得点 言語知識
    (文字・語彙・文法)・読解
    聴解
    得点の範囲 合格点 得点の範囲 基準点 得点の範囲 基準点
    N4 0~180 90 0~120 38 0~60 19
    N5 0~180 80 0~120 38 0~60 19


    詳しい資料(公式サイト):日本語
  7. 出願の手続き等
    申込みに関しては当研究会のホームページをご参考ください。
  8. お申込み注意事項
    申込みに関しては当研究会のホームページをご参考ください。
    1. 午前にN4、N5、午後にN1、N2、N3試験が行われ、同じ日に2つの級の試験を受験することはできますが、試験の時間が重なっていないかご確認のうえ、お申込みください。同じ時間帯に行われる試験の受験申込みはオンライン申込みシステムでは受け付けられませんので、ご注意ください。なお、午前と午後に実施する試験の会場が異なることはありますので、予めご注意ください。試験時間(ご参考まで): N1-N3 :1:25pm-5:30pm, N4-N5 :8:15am-12:00pm
    2. 第1回(7月)試験の成績は8月下旬ごろからウェブで閲覧できることになっておりますので、第1回試験の受験生は成績を確認してから第2回試験を申し込むことができます。
    3. 受験料のお支払いは利用可能な方法をご確認ください。現金もしくは後日付小切手での支払いは受け付けられませんので、予めご了承ください。
    4. 2つの級を受験する場合は、 受験級ごとに申込書、受験料をご提出ください。
    5. どの会場で受験するかはシステムによる自動抽選で決められ、如何なる理由があろうとも、応募者はこれに異議を述べることができないものとします。 (受験料の返還は認められませんので、ご注意ください。)試験会場と時間に関しての書類は受験票とともに郵送します。
    6. 試験場では原則として広東語のアナウンスで試験を進めていきますが、広東語でのアナウンスの後に日本語でアナウンスすることもあります。
    7. 台風、地震、洪水、天候等の自然災害または火災、停電その他不可抗力による事故等の発生により、やむをえず試験が中止された場合は、次回実施試験への振替受験とします。振替受験を希望しない場合は、当該受験者に受験料を50%返還いたします。ただし、中止にともなう受験者の不便、費用、その他の個人的損害については何ら責任を負いません。
    8. 身体に障害のある方で、受験に際して特別の配慮を必要とされる場合は、受験申込みをされる前に当会事務局に申し出て、相談してください。
    9. 一旦申込みされると、いかなる理由でも、受験級、受験地の変更、申込後の受験料の払い戻し、次回への繰越し受験、受験者氏名の変更はできません。
    10. 当会は申込者へ理由を開示することなく、受験申込みを拒否することができるものとします。
  9. 試験当日
    1. 試験当日には、受験票、筆記用具(鉛筆<No.2かHB>、プラスチック消しゴム)および写真入りの身分証明書を持参してください。上記のもの以外は一切机の上に置いてはいけません。
    2. 「言語知識」については試験開始後10分以内の遅刻は認めますが、解答は残りの時間のみとなります。「聴解」についてはCD走行後の入室は認めません。受験科目の一部でも欠席または早退した場合はすべての科目は採点対象外となり、不合格扱いとなります。
    3. 万が一受験票を忘れた場合は、受験会場の受付で仮受験票の再発行申請をしてください。再発行手数料はHK$100です。なお、仮受験票の再発行手続きは当該受験生の受験会場のみとなりますので、必ず受験会場をご確認ください。
    4. 試験会場には時計は設置されていません。必要に応じて各自で腕時計をご持参ください。ただし、試験開始と終了は試験官の指示に準拠して行うものとします。なお、試験中、携帯電話を時計として使用することは認めません。なお、腕時計は机の上に置かないで、腕につけたままにしてください。
    5. 日本語能力試験では、得点に加算されない設問が含まれることがあります。こうした設問は、毎回同じ基準で得点を評価できるよう試験を管理したり、新しい設問が実際の試験環境でどのように機能するかを確認したりするためのものです。
    6. 次のことを行ったことが判明した場合には、試験成績は無効となりますので、注意してください。
      1. 試験中にあなたの携帯電話の呼び出し音(マナーモードの振動音も含む)、アラーム、または時計のアラーム音が鳴ったとき
      2. あなたが試験中に他の人に答えを教えたり、他の人から教わるなどの行為をしたとき、また、辞書・教科書・参考書・カンニングペーパー・携帯電話などを参照したり、事前にその内容を机や筆記用具に書き込むなどの行為を行ったとき
      3. あなたが別の人の代理として受験したり、別な人があなたの代理で受験したとき、また、不正IDの使用などで本人確認ができないとき
      4. あなたが試験監督員の指示に従わなかったとき
      5. あなたが試験後に問題用紙・解答用紙を持ち帰ったとき、また、問題用紙・解答用紙を写真にとったり、試験の内容を書き写したり、録音したりして持ち出したとき
      6. あなたが他の受験者の迷惑になるような行為をしたとき
      7. あなたが問題用紙の内容・解答や問題用紙・解答用紙の写真、聴解試験の音声などを、インターネットやその他の方法で公開したり、それらを利用したとき
      8. あなたが(2)(3)(5)(6)(7)の行為に協力したとき
      試験中の不正行為については試験監督員が受験の中止と試験会場からの退去を命じ、それ以後の受験は出来なくなります。これらの不正行為を行った場合、または何らかの理由により、国際交流基金が得点の正当性に疑問があると判断した場合には、再試験を実施したり、試験成績を無効(過去に受験したものを含む。)としたり、試験結果を通知しない、将来にわたり日本語能力試験を受験することを禁止するという対応を取る権利を有します。なお、成績を無効にした場合において、企業・学校・団体等から成績に関する照会があったときは、当該成績が無効である旨を当該企業・学校・団体等に通知します。国際交流基金は、再試験を行うこと、受験者の得点を通知しないこと、得点を取り消すこと、あるいは将来受験することを禁止することにより、受験者が被る被害や、どんな種類のクレームに対しても責任を持たないものとします。
    7. ほかの試験に関する詳細について受験票といっしょに郵送します。
  10. 解答用紙の記入方法
    記入上の注意   (コチラ
    答えの書き方   (N1, N2)  (N3, N4, N5)
  11. 結果の発表等
    1. 各級ごとに合否を判定し、受験者全員に、合否結果通知書をもって通知するとともに、合格者には日本語能力認定書を交付する。所定の期間内に当会の事務所で配布いたします。
    2. 日本語能力認定書及び合否結果通知書は、7月試験の場合、9月下旬ごろに通知する予定である。12月試験の場合、翌年3月中旬ごろに通知する予定である。
    3. 試験の成績に関する問い合わせには一切答えられません。

*上記の情報は予告なく更新することがあります
詳しくは主催団体の 国際交流基金のウェブサイト をご参照下さい
お問い合わせは当会までご連絡下さい。T:2866-9991 / Eメール: jlpt-info@japanese-edu.org.hk